2016年4月24日の夜行バス(海部観光)で徳島に向かい、4月25日(月)の朝徳島駅に着き、パート1を終えた「阿波川島駅」に行ったが、東京の感覚からは信じられないほどの5分停車10分停車を繰り返して着いた。

出発直前までどんな装備で出かけるかを悩み、「あわよくば野宿」というスタイルにしたので、テントとシュラフ、ガスバーナーとコッフェルを持って行った。その結果、ウルトラライト的装備を心がけたにもかかわらず、食料と水を入れると荷物は約11kg強になっていた。

コーヒーミルと陶器のカップは持っていかなかったが、荷物はほぼ上の写真のような感じで、ここに13400mAhのモバイルバッテリーが加わった。このやや重ための装備で『遍路ころがし』を乗りきることができれば、今後の自信につながるだろうと考えた。

 

11kgの荷物を背負って、標高差で700m登って300m下ってさらに300m登るのはなかなかの苦行で、足がつりそうになったが、きわどく焼山寺には16時45分に到着し、一日目は「すだち館」に泊まった。二食付きで一泊3000円、風呂にも入れて助かった。そして16番観音寺近くの「栄タクシーに泊まるといいよ」と教えてもらった。「すだち館」にはまた行きたい。

 

4月26日(火)は大日寺に向けて歩いた。登りもきついがすでに筋肉痛で下りもきつい。天気は最高に良いのだが、不安が半分楽しさ半分みたいな感じで、まだ自分自身が四国を歩くこと=遍路に慣れていない感じだった。

 

550mlのペットボトルに入った水を1本ザックに持ち、それとは別に550mlの水を手に持って歩いたのだが、「次回はこれをザックの肩紐にでも固定できるといいなあ」と考えていた。

 

そんなこともあって、道を間違えて石井に行ってしまい、先に17番の井戸寺を打つことになった。栄タクシーはすぐに見つかり、荷物を置いて16番を打って戻った。

栄タクシーでは、神奈川から来ていて歩きで四国を5巡目という70才ぐらいの女性と一緒だった。彼女はカートで荷物を引いて、遠回りでも舗装路を歩いているそうだ。

 

4月27日(水)は小雨。15番から13番までを逆に打って18番の恩山寺へ向かう。距離は長いが道は平坦なので割と快調だったがだんだん雨が激しくなってきて、恩山寺で雨着を着た。

竹林の中を歩き、激しい雨の中を歩いて立江寺に着いたのは16時前だった。疲労していたし雨で身体が冷えていたので、ここは一旦戻って出直そうと考え、iPhoneで東京行きの夜行バス(当日)を調べると、来た時と同じ海部観光のバスが小松島停留所で止まるので、これを予約した。しかし、スマホってのは便利だ。「装備その他を見直して次に備えよう」こう考えて、区切り打ちパート2を終えた。